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株式投資と投資信託とFXを比較して違いを知ることで利益を出せるようになる

株式投資と投資信託とFXを比較して違いを知ることで利益を出せるようになる

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投資に興味を持った初心者の方が投資について調べてみると、『株式投資』や『投資信託』や『FX(為替)』の取引があると知った人は多いと思います。

しかし、『株式投資』『投資信託』『FX』の取引をしたことがないため、それぞれどのような特徴や違いがあるのかわからないはずです。

このページでは、投資商品としての面から『株式投資』『投資信託』『FX』の特徴や違いについてお伝えします。

投資初心者のあなたは、このページを読んで、それぞれの違いを知ることで、どの投資をするべきか判断出来るようになるでしょう。

投資について考える

まずは、投資商品としての面から『株式投資」『投資信託』『FX』のそれぞれの違いを理解するために、投資について考えていきましょう。投資とはどういうものかを理解していただいた上で、それぞれの違いをお伝えいたします。

では、一般的に投資と呼ばれるものには、どのようなものがあるでしょうか?

思いつくまま挙げて見ると以下の5つになります。

・事業投資
・不動産投資
・株式投資
・債券投資
・先物投資

それぞれ、どのようなものか簡単に説明していきます。

事業投資

事業投資とは、事業に出資(お金を出す)をして利益を得ることです。

例えば、友人が『起業したいけど資金がない』とします。その友人に資金を出して、友人が起業して利益が出たら、配当金として利益の一部をもらいます。

このように、出資した先の企業が利益を出すことで、そこから配当としてもらいます。さらには、企業の価値が上がることで事業の権利(株式)を売却も出来ます。

つまり、配当をもらったり事業の権利を売って利益を得たりすることで、事業投資は成功になります。

不動産投資

不動産投資は、不動産である土地や建物を買い、それを他の人に貸すことで利益を得ます。また、不動産が値上がりして売ることでも利益を得られます。

例えば、5,000万円のアパートを一蓮買います。そのアパートには10部屋ありました。
10部屋は全て埋まっていて、各部屋を月額6万円で貸しました。

月の利益は6万円×10部屋=60万円になります。
年の利益は60万円×12ヶ月=720万円です。

720万円は5,000万円を元手とした場合の利率で考えると、年利14.4%になります。

このように、不動産を貸して月々の家賃を得ます。さらには、土地や建物の価値が上がったときに売ることでも利益を出せます。

株式投資

株式投資は上場企業(取引所で株の売買ができる株式会社)の株券を売買することで、利益を得たり株券を持っていることで企業から株主に対する配当をもらえたりします。

一般的に株式投資は上場している株式を売買することを指します。株式(事業の権利)の売却や配当を得ることは、前述の事業投資と似ています。異なる点としては、こちらの株式投資は市場で株式の流通がある点です。

流通があるため、株をいつでも買ったり売ったりすることが出来ることが特徴になります。

具体的には、株式市場で売られている株式会社Aの株があります。それを100円の時に1,000株買いました。1年後、その株が250円になったところで1,000株売りました。

売値は250×1,000株=250,000円
買値は100×1,000株=100,000円

になります。

利益は売値250,000ー買値100,000=150,000で、150,000円の利益になります。株式投資により、100,000円の元手が250,000円になりました。

その他、株主に対する配当が2%付いていれば、約2,000円はもらえます。
(配当は1〜6%くらい)

このように、株を安いうちに買い、高くなった時に売れたら成功になります。株式投資の成功のポイントは、今後成長していく企業を見つけて株価が安い時に買うことになります。

債券投資

債券投資は債権を買うことで、一定の期間、債券の発行者にお金を貸します。そして、貸したお金に対する金利を受け取ります。国にお金を貸す場合が国債で、会社に貸す場合が社債になります。

例えば、2年で満期の金利2%、額面100円の債券を100万円分購入したとします。

100万円分の購入のため、1年間の金利は元手100万円の2%である2万円を受け取ります。

1年間で2万円のため、2年間では4万円の金利を受け取ります。

2年経ったあとで、100万円は戻って来ました。2年間100万円の投資で利益は4万円になります。

先物投資

先物投資として、ここに挙げました。しかし、実は先物は投資ではなく『先物取引』と呼ばれています。先物は投資と呼ぶにはふさわしくありません。これについては、あとで解説いたします。

先物取引は株式投資もしたことのない初心者には難しい取引です。ここでは、簡単な概要だけの説明にとどめます。

さて、先物取引には主に2つの特徴があります。それは、『将来の値動きを予想する』ことと、『資金にレバレッジが効く』ことになります。この2つを解説します。

将来の値動きを予想する

先物取引には、『商品先物』や『日経225先物』があります。

商品先物は『金』『ガソリン』『とうもろこし』などの商品の取引です。
日経225先物は、上場企業の中から選ばれた225社の株価を平均化した指数(価格)の取引になります。

これら指数の将来の値動きを予想して取引をします。

将来の価格が上がると予想すれば『買い』、下がると予想すれば『売り』になります。この買いのことを『買い建(かいだて)』、売りのことを『売り建(売り建)』といいます。

上がると予想して『買い建』した後、予想通りに価格が上がった場合は利益が出て、下がった場合は損失が出ます。

株式投資と異なるのは、下がると予想して『売り建』した後、予想通りに価格が下がった場合でも、利益が出せるところです。もちろん、『売り建』して価格が上がれば損をしてしまいます。

仕組みは、『一定の期間内に値がいくらになっても、建てた価格で取引をする』約束をします。その後、価格が上がったり下がったりしても、建てた価格で取引をする約束をしていることから、利益が出たり損失が出たりするわけです。

例えば、日経225先物で説明します。現在の日経225先物の価格が22,150円だとしましょう。1ヶ月後に23,000円は超えるはずだと考えました。

そこで、日経225先物を22,150円で買う約束の取引をします。つまり22,150円で買い建てします。その後、日経225先物は22,700円まで上がりました。ここまでで、550円の値上がりです。

ここで買う約束になっていた日経225先物の22,150円で買う権利を行使します。そうすることで、550円の利益が確定されるわけです。

このような仕組みで、将来の値動きを予想して、価格が上がっても下がっても予想通りに動けば利益が出ることが、先物取引の特徴の1つになります。

資金にレバレッジが効く

先物取引のもう1つの特徴は資金にレバレッジが効くことです。レバレッジとはテコの原理のことで、少しの力で重いものを動かすことです。つまり、少しの資金で多くの資金を動かせることになります。

資金を証拠金として口座に預け入れることで、本来支払うべき値段よりも少ない金額で取引ができます。

例えば、日経225先物を取引する最低取引枚数である1枚の値段は、
日経225指数の1,000倍になります。

先ほどの例のように日経225指数の価格が22,150円だとすると、22,150×1,000=22,150,000円です。つまり最低限の1枚の取引をするのに22,150,000円の資金が必要になります。

しかし、先述のとおり、先物取引はレバレッジが効きます。そのため、650,000円(日経225平均の価格により変動する)ほどで1枚の取引(建てること)が出来るのです。

レバレッジが効いていることから、当然、利益と損失の額も大きくなります。

例えば、先ほどの例であげた価格が22,150円から22,700円に上がったとします。もし、買い建していたら、550円の利益になります。

この利益も1,000倍になるため、550×1,000=550,000で550,000円の利益が確定されるわけです。もし、売り建していたら550,000円の損失です。

つまり、650,000円ほどの資金で550,000円の利益をわずかな期間で得られる反面、550,000円の損失もわずかな期間で出てしまう可能性があります。このレバレッジ取引が先物取引のもう1つの特徴です。そのため、1回の取引で全ての資金が無くなることもあります。先物取引は資金の管理上注意が必要な取引なのです。

さて、ここまでで、投資と呼ばれるものの例を挙げました。これらの例を見ますと、投資とは、お金をかけてお金を増やすことだとご理解いただけたと思います。

そこで、次はお金をかけてお金を増やそうとしているけれど、投資とは呼ばないものについて考えてみましょう。

投資とは呼ばないもの

パチンコ、競馬、カジノ、宝くじ、……。

これらも、お金をかけてお金を増やせる感じがします。しかし、これらは投資とは呼びません。ギャンブルと呼ばれています。

これらの、ギャンブルと呼ばれているものは、なぜギャンブルと呼ばれるのでしょうか?

それは、お金が一時的に増えることがあっても、続けていることで長期的には必ずお金は減って行くからです。ここに、投資とギャンブルの違いがあります。

これらのギャンブルと呼ばれるものには、還元率が大目に設定されています。それは、開催している胴元が利益を得るためです。

例えば、宝くじの還元率はおおよそ45%に設定されています。そのため、100万円分の商品(宝くじなど)を買ったとすると、買い手に返ってくるお金は100万円の45%である45万円になります。残りの55%である55万円は発行元の利益になります。

つまり、100万円のお金を使っても、45万円以上は返って来ないわけです。これでは、やればやるほど損をするため投資とは呼べません。

パチンコもカジノも、競馬も基本的には、このような仕組みになっています。そのため、胴元が必ず儲かるようになっているわけです。

以下が主要ギャンブルの還元率を表にまとめたものになります。

主要ギャンブルの還元率

 宝くじ  45.7%
 競馬  74.1%
 競輪  75%
 サッカーくじtoto  49.6%
 カジノ(ルーレット)  97.3%

このように、これらのギャンブルと呼ばれるものの還元率は100%以下になっています。このような、期待値(投資として回収の期待ができる値)がマイナスになる仕組みのことをマイナスサムゲームと言います。

先述のとおり、宝くじの期待値では1,000円の投資に対して、450円しか回収ができません。長期的にやればやり続けるほど、1,000円の投資に対して550円ずつ失って行くわけです。このことから、マイナスサムゲームのものはギャンブルであり投資とは呼びません。

ゼロサムゲームもギャンブル

では、ゼロサムゲームは投資と呼べるでしょうか?

ゼロサムゲームには、以下のようなものがあります。

・賭け麻雀
・賭けトランプゲーム
・FX(為替)取引
・先物取引

先ほど、投資と呼ばれるものに挙げた先物取引はゼロサムゲームになります。先述のとおり、先物は投資と呼ばることもありますが、実はゼロサムゲームのため、投資としては難しいです。ここに投資としてふさわしくない理由があります。

投資の上級者であれば、まだ利益を出し続けることも可能ですが、特に投資の初心者にとっては厳しいといえます。

具体的にゼロサムゲームを解説します。

ゼロサムゲームの状態では、参加者の出した資金を参加者で分けることになります。そのため、出したお金と受け取ったお金は常にプラスマイナスゼロになります。

利益を得た分損をするし、損をした分得をすることになります。

例えば、1,000円投資してまずは200円損をして、その次に100円を損をしても、次に300円の利益が出て、元の1,000円に戻ってくるような状態です。

これは、麻雀を例にあげると分かりやすくなります。

上記のように、A〜Dさんで麻雀をしました。麻雀の結果はご覧の通りになりました。

Aさんはプラス1万点
Bさんはプラス1万5,000点
Cさんはマイナス5,000点
Dさんはマイナス2万点

これら、全ての合計はプラスマイナスゼロになります。
このように、参加者の誰かは得をしますが、それは参加者の中で損をした人から回って来ただけです。このような状態をゼロサムゲームといいます。

ゼロサムゲームは一時的にプラスになることはあります。しかし、長期的にはプラスマイナスゼロになります。そのため、増えたり減ったりが続くことになり投資での回収は難しいといえます。

投資の上級者であれば、スキルを磨いて、麻雀で勝ち越しが出来るように、投資で結果も出し続けることも可能でしょう。

しかし、投資の初心者が、先物のプロたちがせめぎ合う市場で戦い勝ちつづけるのは不可能に近いです。ですから、ゼロサムゲームは投資としてはふさわしくないといえます。

FXはゼロサムゲームのため初心者には適さない。

ここで、FXについて触れておきます。FXは仕組み的に先物取引に似ています。為替の価格の将来を予想して取引をするのと、資金にレバレッジをかけるからです。

先のセロサムゲームで挙げたとおり、FXは基本的にゼロサムゲームになります。さらに厳密に言うと、取次業者に手数料を支払っているため、その分だけマイナスになります。ですから、FXは若干のマイナスサムゲームと言っても良いでしょう。(先物取引も同じ)

例えば、ドル円を100円で買い建したとします。1ヶ月後ドルは101円になりました。1円分の利益が出ます。しかし、同時にドル円を買った時に売った人もいるわけで、売った人は1円分の損をしています。そして、買った人も売った人も手数料やスプレッド(買値と売値の差)として、コストを支払っています。

さらに、ドル円はドルと円の交換するためのレートが価格になります。そのため、ドルが永久的に上がるはずもなく、円が永久的に上がるはずもありません。

先ほどの1円分の損した人と儲けた人がいるように、永久的に保有者の中でぐるぐると回るゼロサムゲームになっているわけです。

これが、円やドルが長期的に価値を増していくのであれば、それは投資と呼べるでしょう。しかし、FXはドル円の交換レートのことで必ずペアになっています。ドル円はドルが上がれば円が下がるし、円が上がればドルが下がるわけです。そのため、ドル円が長期的に価値を増していくことはあり得ません。つまり、投資ではありえないことになります。

このように、FXは基本的にはゼロサムゲームですが、若干のマイナスサムゲームであり、長期的に価値を増すものではありません。そのため、投資としては成功しにくいことになります。

ですから、投資の初心者がまず投資を始めるのにFXは適さないと言えます。

株式投資はゼロサムゲームなのか?

では、株式投資はゼロサムゲームでしょうか?

先述のとおり、もし株式投資がゼロサムゲームであれば、株式投資はギャンブルになります。そのため、投資で成功するのは難しいはずです。

株式投資は同じ金額で買う人と売る人がいて売買が成り立ちます。そのため、一見ゼロサムゲームのような気がします。しかし、株式投資はゼロサムゲームではありません。

なぜなら、長期的に企業価値が上がっていくことで、株の価値も上がって行くことと、企業からの配当がもらえるからです。

株価が自然に上方向へ向かうことをアップワード・バイアスと言います。長期の株式投資にはこのアップワード・バイアスがかかっているため、投資と呼べることになります。

例えば、市場が拡大することで、株式市場は大きくなって行きます。どんどんと業績が良くなっている企業の株価は上がって行くわけです。これがFXでしたら、先述のとおり、市場が拡大したから長期的にドルが上がり続けるわけでも、円が上がり続けるわけでもありません。

しかし、株式投資は長期になればなるほど、配当がもらえる回数も増えますし、企業の価値が高くなる可能性も増します。そのため、長期であればあるほど、プラスサムといえるわけです。

長期の株式投資にはアップワードバイアスがかかっていると述べました。逆に株の短期売買はアップワードバイアスがかからないため、ゼロサムゲームと言えます。

当サイトが株の長期投資をオススメしているのは、このことからも、株の長期投資こそが、プラスサムゲームであり、本当の意味で投資と呼べるからです。

ここまでで、『FX』と『株式投資』について解説しました。それでは、投資信託はどのような商品なのか、解説していきます。

投資信託も基本は株式投資と同じ

投資信託は株式の運用をプロにお任せする商品です。どの株をどのくらい運用するのか、株の売買の判断をファンドマネージャーが決めます。配当もしっかりと分配されます。そのため、基本的には投資信託は株式投資と同じと考えることができます。

株を自分で運用するか、プロのファンドマネージャーに運用を頼むかの違いです。そのため、どちらも同じプラスサムと言えます。冒頭に説明した事業投資にも似ています。

しかし、投資信託は次の2点から、個人で行う株式投資とは異なる点があります。

それは、1つ目はコストが株式投資よりもかかる点で、もうひとつは、さまざまな株を保有するため、かなりの分散投資になる点です。

この2点について説明します。

コストがかかる

投資信託には購入手数料と信託報酬の主に2つのコストがかかります(厳密には他にもあります)。購入手数料が無料のノーロードという投資信託もありますが、購入手数料がかからないだけで、信託報酬が割高であることもあるため、注意が必要です。

具体的には、投資信託の購入手数料は買うときに支払う手数料のことで、一般的に1〜3%かかります。

また、信託報酬は株式等を運用してもらうのにかかる費用として支払います。運用管理費用とも言われます。こちらは一般的に年0.5〜2%ほどかかります。

これらの、コストがかかるからには、コスト以上にリターンがなければ利益は出ません。そのため、投資信託は個人的な株式投資よりもコスト面で不利になります。

体験談

私の母が以前(2005年)、10年持っていれば元金保証のある投資信託を買ったことがあります。その投資信託の手数料は5%もしました。200万円分買ったため、200万×0.05=10万円で、購入時に10万円の手数料が引かれてしまいました。

そして購入後、長らく株式市場は低迷しました。そのため、コストにかかった10万円分を穴埋めするほどの利益はなかなか出せなかったのです。

投資のプロが運用する投資信託でも、そのような状況になるわけです。長いこと、元金の200万円は超えませんでした。

しかし、最終的には2015年に株式市場は活況になり、少しのプラスになったところで10年たたずに売りました。10年近く持っていて、数万円の利益にしかならなかったことになります。

このような状態で、もし、購入手数料や信託報酬がかからなかれば、その分は利益になります。個人で行う株式投資にはこのようなコストはかかりません。そのため、自分でしっかりと株の選別や買うタイミングを計るスキルを身につけることで、このコストは削減が出来ます。

長期に渡りコストがかかることは、投資信託のマイナス要因と言えます。「手数料なんて数パーセントのことだから」との思いから、あまり手数料のことを考える人はおりません。

しかし、長期的に手数料(コスト)がかかることは、とても大きな損失と考えた方が良いでしょう。

分散投資になる

投資信託はさまざまな株や債券を組み入れた商品になります。そのため、その投資信託が定めた種類の株式や債券がたくさん組み込まれています。

例えば、小型株ファンドAがあるとします。この小型株ファンドは、小型株(時価総額が小さい株)を中心に組み入れられています。

東証一部銘柄の発行済株式数が6,000万株未満の株や東証二部の株式、マザーズやジャスダック市場の中から選ばれています。その選ばれた株は100種類にも及びます。つまり投資信託は100銘柄近くの分散投資になっているわけです。

※東証や、マザーズ、ジャスダックとは株式市場のことです。詳しくはこちらの記事をご覧ください。

株式市場と証券取引所の特徴を理解する


株の数が100種類もあっては、上がる銘柄もあれば上がらない銘柄もあります。そのため、リスクも減りますが、リターンも減ります。(ローリスクローリターン)

つまり、投資信託はローリスクローリターンになるわけです。先述の私の母が200万円分買った投資信託の例を見ましても、10年で利率が10%にも満たないようなことが起こることになります。

これでは、社債を購入したり、株式投資で配当を毎年得られるような企業の株を買ったりした方が安全に利益が多く出せる可能性もあります。

このように、株式投資は分散をしすぎてもリターンが減ってしまうため、分散のしすぎは株式投資の魅力が小さくなってしまます。

以上の2つが、『個人で運用する株式投資』と『運用のプロにお任せする投資信託』の異なる点になります。

次に株式投資と投資信託のリスクとリターンの違いについて、もう少し深掘りしていきます。

投資信託と株式投資の違いはリスクとリターン

投資信託と株式投資の異なる点は、主にリスクとリターンの違いといえます。株式投資はハイリスクハイリターンで、投資信託はローリスクローリターンになります。

株式投資の中でも銘柄により、ローリターンからハイリターンなものはありますし、ローリスクからハイリスクなものまであります。それは、まだ出来たばかりの会社や老舗の会社、収益が安定している会社や利益がガンガン上がっている会社など、さまざまな会社があるからです。

例えば、景気に左右されにくく安定した業種の銘柄があります。これらの銘柄をディフェンシブ銘柄と呼びます。ディフェンシブ銘柄は、ガス、水道、薬品、鉄道、食料品の業種になります。

これらの業種は消費が安定しているため、会社の業績も手堅くなります。そのため、株価の推移も比較的なめらかになります。つまり、ローリスクローリターンな銘柄と言えます。

このように、株式の銘柄の中にはローリスクローリターンな銘柄から、ハイリスクハイリターンな銘柄まであります。

投資信託も同様に、ローリスクローリターンの投資信託から、ハイリスクハイリターンな投資信託まであります。

例えば、国内の債権を中心に構成されている投資信託はローリスクローリターンになります。また、国際的な株を中心に構成されている国際株式型の投資信託はハイリスクハイリターンになります。

先述のとおり、個人で行う株式投資は、銘柄の分散が投資信託よりも少ないため、投資信託よりもハイリスクハイリターンになります。

当サイトがオススメする株は成長株であるのに、割安で放置されている株になります。ハイリターンにも関わらず比較的ローリスクなところが安心できます。

投資商品のリスクとリターンを図で説明すると以下の通りになります。

このように、投資の面から見た株式投資と投資信託の違いは、リスクとリターンの違いになります。そのため、資金を安全にローリスクローリターンを目的とした長期投資をしたい場合は、投資信託を選ぶこともありでしょう。

しかし、ある程度のリスクは覚悟の上で、長期的なハイリターンを得たいのであれば、株式投資の長期保有がオススメになります。

株と投資信託とFXの違いを表であらわすと

ここまでで、解説してきた『株式投資』と『投資信託』、『FX』の違いを表にまとめます。

投資信託 株式投資 FX(為替)
資金 1,000円から始められる

毎月の積立も可能

1万円から始められるが

30万円の資金は欲しい

50,000円〜
(証拠金)
種類の数 6,000種以上 約3,600社
(2018年4月)
12〜50ペア
リスク 低い 高い すごく高い
リターン 少ない 多い すごく多い
ゼロサムか? プラスサム プラスサム 若干のマイナスサム
初心者に適しているか ◯ △ ×

まとめ

このページをじっくりとお読みになったあたなは、投資とはどういうものなのか、どのような投資が利益を出しやすいのかがご理解いただけたと思います。

FXや先物は投資とは言い難いですし、リスクも高いことから投資初心者の方にはオススメできません。

リターンはかなり少なくても、安定的な投資をしたいのであれば、投資信託を選択するのも良いでしょう。

しかし、当サイトではリターンもそれなりに狙える成長株であるにも関わらず、市場に割安に放置されている割安株をオススメしています。そのような株を探し出して、長期的に大きなリターンが期待できる株式投資を始めてみましょう!

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