日本では預貯金をする人の割合が高く、株式投資のことは毛嫌いする人も少なからずいます。それは、株式投資をギャンブル的なものと考えがちだからです。そのため、株式投資に興味を持ったとしても、やらない人もいます。
しかし、株式投資はギャンブルではなくしっかりとした社会的意義があります。中には『株式投資に意義なんてないだろう』と考える人もいるようですが、毎日、株の売買を繰り返すデイトレーダーでさえ意義があります。
このページでは、株式投資の意義について解説します。
株式投資に意義があり、それにより社会貢献が出来るなら、株式投資も良いかもしれないと思う人もいるはずです。そう思った方は、株式投資を始めてみるのも良いでしょう。
株式投資の意義
株式投資は、企業が成長するために資金を提供して支えることです。その企業が将来、社会的に貢献することで、株式投資には意義があると言えます。
例えば、『朝早くから夜遅くまで開いているお店があり、いつでもそこに行けば、様々な商品が買えるような便利なお店を開いて全国展開させたい』と、考えた社長さんがいたとします。
しかし、資金がなければ、1店舗くらいはすぐに開業できたとしても、全国展開はすぐには厳しいでしょう。
そこで、『そんなお店が自分の地域まで広がれば便利だし、日本全国に広がった時には、株価もグーンと上がり、たくさん儲かりそうだ』と考えた投資家が資金を提供します。
この資金を使って、そんな『便利なお店を全国に広げるお手伝いをしましょう。』という仕組みが株式投資になります。
便利なお店が日本中に出来ることで、社会的にもお役に立ちます。そのような企業を応援して資金を提供することは、先述のとおり、意義があると言えるでしょう。
セブンイレブンは2018年に全国20,000店舗を達成
昨今、コンビニエンスストアは日本各地にあり、とても便利で利用している人も多いはずです。
先述の例の、朝早くから夜遅くまで、様々な商品が買えるお店というのは、コンビニエンスストアのことです。その中でもセブンイレブンは業界のトップを走り続けています。
そんな、セブンイレブンは、1974年に初めての店舗を出店しました。
その後、1980年までのたった6年で、日本国内1,000店舗を達成しました。2018年現在では、20,000店舗を達成しています。
このように、速くスピード展開出来た理由の1つには、投資家が資金を提供して応援をしているという面があるのは明白です。
ちなみに、セブンイレブンは1979年に株式を公開していて、2018年現在では株価は100倍になっています。1000株を180万円で買った株が1億8千万円になっている感じです。(株の数は株式分割により増えています。)
ITバブルが起こった2000年には株価は350倍近くまでなっていて、2018年現在は、落ち着いているところです。
株価が順調に右肩上がりになっている優良銘柄ですね。
さらに、セブンイレブンは配当金が高い(配当性向が高い)ため、毎年の配当金も360万円になります。180万円で買った株が毎年360万円の配当をもたらすなんて、夢があります。
デイトレーダーの意義
デイトレーダーとは、株の取引を1日のうちに何度も繰り返して、1日で動く値幅の中で取引をする人たちのことです。
デイトレーダーは、売ったり買ったりを頻繁に繰り返すため、投資家の中には快く思わない人もいます。そんなデイトレーダーにも意義はあります。
それは、『株の流動性』を与えていることです。
株の流動性とは、株の取引がたくさんあることで、株の出来高(売買の数量)が十分にあることを意味します。
株は流動性があるからこそ、株を保有しているときに安心感があります。なぜなら、株を売りたいときに、いつでも売って現金化ができるからです。株は取引所でいつでも、売り買いできるからこそ、投資家は大事な資金を提供出来るというわけです。
冒頭で述べたとおり、日本人は預貯金の割合が高いのですが、そんな預貯金も銀行を通してどこかに貸し出されていて、どこかの企業の役にたっています。
その預貯金はいつでも引き出せるからこそ、気兼ねなく預けることが出来ています。
もし、預貯金がいつでも引き出せないのであれば、預ける人は減るでしょう。それと同じで株式投資もいつでも換金できるという安心感があるからこそ、株を買って保有できるというわけです。
つまり、株のデイトレーダーは、株の長期投資をする人にとって、大事な流動性を提供していることは、そこに意義があることになります。
まとめ(長期投資の意義)
株式投資にはどんなスタイルにせよ、意義があることがお分かりいただけたかと思います。
当サイトは、株の長期投資をおススメしています。
株の長期投資の意義は、やはり企業を長期的に応援することにより、その企業が社会的に便利な物やサービスをどんどんと創造していくことでしょう。
企業が成長すれば、株価も上がり、その間には配当金が出ることもあります。企業へ資金を提供することで社会的に役に立ちながら、自分も儲かるのであれば、株式投資も楽しみながらできるのではないでしょうか?