株の売買に興味を持った初心者の方で、証券口座を開こうと考えている人は多いはずです。
そのような、株式投資初心者の方には、次のような疑問を抱いている方たちがいるようです。
「開設した証券口座に維持費はかかるのか?」
「証券口座を持っているだけでもお金がかかってしまうのか?」
「維持費がかからない証券口座があるのなら、そこの口座を開設したい。」
このように考えるのは、投資を始める上ですばらしいことですし、投資にかかるコストにまず目が行くことは、投資の才能があるかもしれません。
このページでは、証券口座の維持費についてお伝えします。しっかりとコストに目を向けて、株式投資を学び、利益をあげられるようになりましょう。
証券口座は開設も維持費も無料
証券口座は、開設するのも維持をするのも無料です。口座を開くだけで費用がかかることはありません。
株を売買するのに手数料はかかりますが、お金がかかるのはそれだけです。株を持っているための維持費や管理料などはいっさいかかりません。
そのため、安心して口座開設をしてください。
過去には年間維持費がかかる証券口座もありました
2013年までは年間の維持費がかかる証券口座はありました。
全国に店舗をもっているような大手の証券会社の一部に年間の維持費がかかるところがあったのです。
例えば、条件付きになりますが、SMBC日興証券は口座管理料が1年あたり3000円かかりました。
このように、その時代や条件により、維持費はかかったりかからなかったりします。
そのため、今後も維持費がかからないとは限りません。
しかし、ネット証券は維持費はまずかかることはないだろうと思います。それは、ネット証券は店舗を持つことはないため、その分経営にコストがかからないからです。
ですから、口座開設をするのなら、ネット証券で口座を開設すると良いでしょう。
平成30年以降、口座の維持費がかかる可能性もあり
平成29年に口座の維持費を来年からいただくと表明した証券会社があります。
それは、東海東京証券株式会社です。
東海東京証券株式会社は、以下のような表明をしました。
東海東京証券株式会社口座管理料の徴収開始のお知らせ平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。弊社では平成30年8月より口座管理料をお客様にご負担いただくこととさせていただきますのでお知らせいたします。口座管理料の有料化は口座の管理に係る費用の一部をお客様にご負担をお願いするものであり、何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。なお、一定の条件(お預かり資産の評価額が200万円以上など)に該当するお客様におかれましては、引き続き口座管理料を無料とさせていただきます。
詳細につきましては、「口座管理料の徴収開始のお知らせ」および「口座管理料の徴収開始に関するFAQ」を掲載いたしましたのでご参照ください。
今後とも引き続き変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。
引用
http://www.tokaitokyo.co.jp/company/news/info170920.html
このように、平成30年以降は年間の維持費がかかってしまう証券会社が出てくる可能性もあります。そのため、注意が必要です。
他にも例えば、3大メガバンクは銀行口座の口座維持手数料の徴収を検討し始めました。日本の長らく続くマイナス金利の影響もあり、銀行口座の維持手数料の徴収を検討し始めたわけです。
このような時代の背景もあり、今後も証券口座の口座管理料や維持費が徴収される可能性がないとは断言できません。
口座は複数開設する
株式を長期投資するためには、長いこと株を持つことになります。年間の維持費がかかってしまっては、せっかくの長期投資の利益が目減りしてしまいます。
そのようなことにならないためにも、証券口座は複数持つといいでしょう。
私は証券口座を4つ持っていて、主に2つの証券口座を利用しています。複数の証券口座を持つことは口座の使い分けも出来ますし便利です。
それに、1つの証券会社で、年間の維持費がかかるようになったとしても、他の証券会社の方で、株を保有すれば良いわけです。
まとめ
株式の口座を開設しても、現在はほとんどの証券会社の維持費はかかりません。
ですから、安心して口座を開いてください。
ただし、今後はマイナス金利の影響から、口座の管理費や維持費がかかってくるところも出てくるかもしれません。
そのような証券会社が出てきても、維持費を払わなくても良いように複数の証券口座を開設するようにしましょう。