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長期投資は中小型株から選んだ方が良い小型株の効果とは

長期投資は中小型株から選んだ方が良い小型株の効果とは

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株の長期投資初心者のあなたは、どのような株を保有したら良いのか迷うこともあるのではないでしょうか?

株を選ぶ際のポイントの1つに『中小型株』か『大型株』のどちらが良いのか?

ということがあります。わたしがどちらかを選ぶとしたら、迷うことなく『中小型株』を選びます。これは、大型株よりも中小型株の方がリターンが多くなるという『小型株効果』があるからです。

このページでは、中小型株で長期投資をする場合の、メリットやデメリットと共に、中小型株がどのくらいまで成長するのかを見分けるポイントをお伝えします。

しっかりと、株の長期投資に適した中小型株を選べるようになって、たくさんのリターンを獲得できるようになってください。

中小型株投資のメリットは成長の速さ

中小型株に投資するメリットは、成長の速さです。

ここで、10倍に成長する企業について、考えてみましょう。

成長ではあいまいなので、ここでは簡単に、『売上が10倍に成長する企業』で考えてみます。

以下の2つの企業について、考えてみてください。

A.売上規模が『10億円』の企業が、売上『100億円』を達成する
B.売上規模が『1000億円』の企業が、売上『1兆円』を達成する

これらは、どちらも売上が10倍になるわけですが、どちらが簡単で速いでしょうか?

これは、実際に売上100億円を達成している企業の数と、売上1兆円を達成している企業の数を調べれば、明らかです。

上場企業の中から、2018年11月現在、売上100億円以上の企業と、売上1兆円以上の企業の数をスクリーニング(選出)してみました。

※スクリーニングツールは『マネックス証券』のものを利用しています。

このように、売上100億円以上の上場企業の数は、『3,008社』で、売上1兆円以上の上場企業の数は、『226社』です。(重複上場も含む)

つまり、売上10億円規模から、売上100億円規模まで達成した企業の数が『約3,000社』あるのに対して、1兆円規模を達成している企業は『200社』ほどしかないと言うわけです。

これは、2018年11月現在の上場企業数『約3,600社』であることを考えると、売上規模が小さい企業がある程度の規模(売上高100億円)まで、成長するのは簡単だけど、規模が大きい企業がそれ以上に成長することは、難しいことを示しています。(または時間がかかる)

つまり、規模が小さい企業の方が成長するのは簡単だと言えます。そのため、規模が小さい中小型株に投資することは、大型株に投資をするよりも成長が速い分メリットがあるといえます。

小型株効果

中小型株に投資するメリットに、『小型株効果』というものがあります。

これは、時価総額(株の発行株数×株価)が大きい大型株よりも、時価総額が小さい小型株の方が、歴史的にリターンが高いというものです。

大型株とは、すでに売上も大きく、企業として成長してして、投資家にたくさん買われている株です。そのため、有名な会社が多いです。

一方、小型株は大型株ほど、有名な株は少なく、株式市場では注目度が低い株になります。また、ファンド(投資信託)にも組み込まれることがまずありません。なぜなら、規模が小さすぎて流動性が低いため、多くの取引が出来ないことなどから、ファンドの運用方針で売買できる銘柄が少ないわけです。

そのため、小型株ほど割安に放置されていることが多く、中にはお宝株が眠っているわけです。このようなお宝株は今後の成長が期待できますし、成長の余地が大きいことになります。

つまり、大型株はすでにたくさんの投資家に買われているけど、小型株はまだ、買われていないというわけです。

先述のとおり、売上を同じ10倍にするにも、10億円の売上を100億円に増やすのは、1000億を1兆に増やすよりも簡単です。

総合的に、株の長期投資でリターンだけを考えると、大型株に投資するよりも、中小型株に投資をした方が良いことになります。

これは、資金が少ない個人投資家には有利といえるでしょう。

しかし、中小型株の投資にもデメリットもあります。

中小型株投資のデメリット

中小型株投資のデメリットは、次のとおりです。

・流動性が低い
・値動きが激しい
・経営が不安定

これらの3つを解説していきます。

流動性が低い

先述のとおり、中小型株は、発行済み株式枚数も少なく、ファンドに組み入れられないことも多いです。そのため、割安に放置されていることも多いわけです。

このことは、流動性が低いことにつながります。流動性が低いということは、買う人も売る人も少ないことです。そのため、株を買いたいときに買えなかったり、売りたいときに売れなかったりします。これは、中小型株ならではのデメリットと言えます。

例えば、出来高が1日にわずかしかない株もあります。そのような株を買おうとしても、売りが少ないため、数多く買えないですし、少し資金が多めの個人投資家ならば、自分の『買い』だけで株価が上がってしまいます。

また、株を売りたいときに売れないことは、恐怖に感じることもあります。

わたしが2006~7年ごろ『2772ゲンキー』という小型株を保有しているときに、サブプライムローン問題から、株式市場が暴落したことがあります。そのときは、他の大型株には買う人がいても、小型株では買う人が誰もいなかったりするわけです。

この時は、「損切をしたくても出来ない」と思ってしまいました。(実際には売りに出すと、買いたい人はたくさん出て来ました。)

そのため、本当に売るに売れない恐怖を感じました。

まあしかし、これはのちに良い経験になりました。持っていたゲンキー株は成長性の高い銘柄で、割安株だったため保有していたわけですが、この時は、その銘柄がさらに下がってさらに割安になったわけです。

板(株の買い方と売り方の情報)に買いが入っていなくても、実際には買いたい人は潜んでいたわけです。

自分がしっかりと業績や将来性を調べて割安な銘柄であれば、自信を持って保有することが大事だと学びました。

値動きが激しい

中小型株は、値動きが激しいです。これは、今お伝えした、流動性の話にもつながります。なぜなら、流動性が少ないからこそ、少しでもまとまった買いが入れば急騰しますし、少しでもまとまった売りが入れば、急落することになります。

そのため、上がったり下がったりの幅が大きめになったり、上がってもすぐ下がったりを繰り返すような値動きになります。

例えば、中小型株の中には、ほんの何ヶ月かで数倍になる株もあります。しかし、大型株ではそれは考えられません。

ただし、株価がほんの数ヶ月で数倍になることは、リスクも伴いますが、短期間に稼ぎやすいメリットともいえます。

経営が不安定

中小型株は、大型で老舗の上場企業に比べると、どうしても経営が不安定になりがちです。それは、まだ上場して間もなかったり、経営して間もなかったりと、経営のノウハウが確立されていない企業が多いことがあるでしょう。

経営が不安定だと、業績にダイレクトに影響がでることもしばしばで、これまで順調に業績を上げてきた企業がいきなり赤字になることもあります。

もちろん、昨今では、大型株の老舗企業にも、そのように経営が不安定な企業が増えてきたことも事実です。しかし、中小型株の方が経営が不安定であることは間違いないでしょう。

ここで、中小型株に投資する『メリット』と『デメリット』を表でまとめます。

メリット 成長の余地が大きい、お宝株が眠っている
デメリット 値動きが激しい、経営が不安定、流動性が低い

次は、小型株、中型株、大型株が、どのようなものなのかを、お伝えします。

中小型株とはどのような株なのか、小型株〜大型株の定義と特徴は?

中小型株とは、どのような株かというと、はっきりとした『定義』はありません。株の時価総額が中くらいの規模なのが『中型株』で、小規模なのが『小型株』になります。

東京証券取引所の分類によると、『大型株、中型株、小型株』とは、東証1部の約2,100銘柄の時価総額の大きい銘柄から上位100銘柄までが、『大型株』。400位までが『中型株』、それ以外が『小型株』と分類しています。

株の時価総額は、『株価×発行済み株式数』で求められます。
時価総額=発行済み株式数×株価

例えば、株価500円の企業の発行済み株式数が100万株だとすると、

計算式 500円×100万株=5億円

で、この企業の時価総額は5億円になります。

それでは、2018年11月現在の『大型株、中型株、小型株』それぞれの、時価総額がどのくらいなのか見てみます。

大型株 東証1部の時価総額上位100位まで 時価総額1兆3,500億円以上
中型株 東証1部の時価総額上位400位まで 上記未満、時価総額2,600億円以上
小型株 上記以外の株 時価総額2,600億円未満

※2018年11月現在

このように、大型株、中型株、小型株、それぞれの定義をするとすれば、東証一部の銘柄に限らず、だいたい、『大型株、1兆円以上』『中型株、2,500億円以上』『小型株、2,500憶円未満』と、考えておけば良いでしょう。

ただし、時価総額100億円以下の東証1部の銘柄は、200銘柄以上あります。これらは『超小型株』として分類しても良いかもしれません。

大型株、中型株、小型株、それぞれの特徴とは

大型株、中型株、小型株、それぞれの特徴は、メリット、デメリットと重複する部分もありますが、まとめると以下のとおりです。

大型株の特徴

有名企業、老舗企業が多い

発行済株式数が多い

時価総額が大きい

流動性が高い

機関投資家(ファンド等)の売買の対象になりやすい

安定性があるためリスクは低め

中型株の特徴

大型株と小型株の間にあるため、特徴はそれほどない。

株式市場が活況になると、まずは大型株が買われて、日経平均株価も上昇します。その後には中型株に資金が向かいやすいため、同業種の2番手3番手銘柄を狙える場合があります。

小型株の特徴

あまり有名ではない。そのため、お宝株が眠っていることもある。

時価総額が小さい

発行済株式枚数が少ない。

流動性が低いため、機関投資家の投資対象になりにくい

発行済株式数が少なく、流動性も低いことから、少しの資金でも株が大きく変動してしまう

リスクが高め

時価総額を見て、成長余地がどのくらいあるのかを考える

時価総額で、成長余地を考えることは、とても重要です。これをすることで、どの辺まで株が上がるのかを予測する、ひとつの目安になります。

やり方は、同業種で先を進んでいる似たような企業を探して、将来を想定します。

例えば、ある飲食店が現在全国展開をしていて、全国に約200店舗あるとします。その企業が今後1000店舗達成を目指しているとします。

その場合、出来るだけ同じ形態の飲食店(ファミレスならファミレス、居酒屋なら居酒屋)を探して、全国1000店舗以上を達成している企業を検索します。

出来るだけ同じ形態の飲食店で、増益率も似ていれば、その企業の時価総額がどの程度まで上がったかを見ることで、将来のある程度の時価総額が想定できるわけです。

具体例を挙げるとすると、衣料品のセレクトショップと独自ブランドを経営をしている『3415 TOKYO BASE』は、2018年11月現在、売上高127億円に対して、時価総額342億円あります。(時価総額=株価×発行済み株式数)

一方、同業種にセレクトショップ経営の『7606 ユナイテッドアローズ』があります。こちらは、2018年11月現在、売上高1,544億円に対して、時価総額は1,161億円あります。

そのままの比較検討はできませんが、TOKYO BASEは、今後、売上高1000憶円を目指しています。

ユナイテッドアローズは2012年に、売上高1000憶円を達成してることから、売上高1,000憶円に対して、どのくらいの利益率で、どのくらいの利益を出すことで、株価はどのように推移していったかがわかるわけです。

ちなみに、ユナイテッドアローズは売上高1,000憶円を達成した2012年に、時価総額は600憶円になりました。その後、将来の期待感と株式市場の活況と共に、2016年には時価総額1800憶円を達成したわけです。

もちろん、世界情勢や株式市場の動向によっても株価の推移は変わるわけですが、成長の余地をみる参考になります。

まとめ

このページでは、中小型株に投資するメリットやデメリットをお伝えしました。

このページを見て、長期投資をするのであれば、小型株の方が良いと思った方もあるかもしれません。

しかし、業績や成長の余地などを吟味して、まだまだ成長する『大型株』もあるはずです。そのため、大型株に投資をしない方が良いということではありません。

大型株と小型株で、似たような状況の銘柄で迷ったときは、小型株に投資するくらいの考えで良いでしょう。

中小型株は流動性が低いため、ときにはわたしのように、株式市場の暴落で恐怖を感じる場面があるかもしれません。それでも、しっかりと業績や成長が見込める銘柄を選んでいるはずでしたら、自信を持って、長期保有してください。

株式市場が活況になったときには、グングンと上がる時が必ず来るはずです。

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